こんにちは。
新卒で入社した会社を一年目で辞めた「逆転のWEBコンサル・アフロ」です。
近年、退職代行サービスの普及が進み、利用する人が増えていますが、利用検討者の多くがある疑問を抱いています。
それは、「業者と弁護士事務所、どちらに依頼すべきなのか?」ということです。
株式会社と弁護士事務所は、両方とも退職代行サービスを提供しているので、どちらが良いかわかりづらいのです。
- 会社から何か言われても弁護士なら強そう
- 退職代行業者なら24時間即日対応してくれる
- 弁護士事務所は費用が高そう
- それぞれのサービスはどう違うの?
そこで今日は、両者のサービス内容の違いとメリット・デメリットを比較しながら、
「退職代行は弁護士に依頼すべきか?」
「おすすめの弁護士事務所はどこか?」
について説明していきます。

弁護士事務所と業者の退職代行の違い

退職代行とは、会社を辞めたいけど自分では辞められない人の代わりに、退職届けを出して手続きを進めてくれるサービスです。
離職票、雇用保険被保険者証、源泉徴収票といった必要書類の依頼も、退職代行会社が進めてくれます。
ただ、ここで大きく2つの問題が発生します。
それは「退職日」「給与、残業代、退職金」です。
退職代行会社は企業と「交渉」はできない
もちろん、ただ退職届の提出を代行するだけなら株式会社でも可能です。
ただ、すんなり企業が受け入れてくれたらいいんですけど、退職に伴って企業との交渉が発生し、それを株式会社が代行すると、非弁行為になる可能性があります。
非弁行為とは弁護士以外がやってはいけない行為のことです。
連絡や依頼を代わりにする分には、退職代行会社でも問題なくできるのですが、何かしらの「交渉」が発生した場合は、弁護士しか対応できません。
そして、「退職日」と「給与、残業代、退職金の請求」に関しては、こちらの希望を会社が聞いてくれなかった場合、交渉が発生します。
具体的には次の通りです。
10日以上の有給の有無で即日退職できるかが決まる
退職時に最も多く発生する交渉が「退職日をいつにするか」です。
もちろん、憲法で「職業選択の自由」が定められている以上、退職は法律で保証された個人の権利です。
ただ一方で、正社員の場合は民法第627条1項に、
「退職する場合は、その2週間前(土日祝日含む)までに、会社に対して退職することを伝えなければならない」
と定められているからです。
つまり、だいたい有給休暇が10日以上ないと、退職代行を使っても企業が了承しなければ即日退職できないんですね。
実際は、揉め事を避けるために、有給休暇が10日以上なくても退職を了承する会社がほとんどです。
ただ、もし企業が拒否した場合は交渉が発生した場合は、弁護士と労働組合しか対応できなくなります。
給与、残業代、退職金の請求
退職日までの給与、残業代、退職金の請求についても同様です。
これらも企業が普通に支払ってくれたら問題ないのですが、万が一支払ってくれず、交渉が発生した場合は、弁護士と労働組合しか対応できなくなります。
サービスの違いまとめ
以上のように、ただ退職するだけなら、退職代行会社と弁護士事務所のどちらに依頼しても違いはありません。
そして後ほど説明しますが、
費用は、弁護士事務所の方が退職代行会社よりも、3万円ほど高いです。
そのため、有給休暇が10日以上残っている場合や、万が一残りの給与や残業代を払ってもらえなくてもいいという方は、普通に退職代行会社を使って問題ありません。
ただ、そうでなく、たとえ高額の費用を払っても、万が一揉め事が起きた際の対応を万全にしたいという方は、弁護士事務所に依頼するのがおすすめです。
弁護士事務所の退職代行の費用相場

退職代行を弁護士に依頼すると、どのくらいの弁護士費用がかかるのでしょうか?
まず、弁護士に相談するときに法律相談料がかかります。一般的な相場は30分5,000円程度ですが、労働問題の無料相談を受け付けている事務所もたくさんあります。
弁護士事務所の退職代行の費用相場は、内容にもよりますが、フルパッケージだと最終的に7万円を超えてくることが多いです。
退職代行会社の場合は2万円〜5万円が多いので、かなり割高にはあります。
ただ、退職代行を専門にやっている弁護士事務所の場合は、サポートも充実している上に費用も抑えられています。
その中でもおすすめの弁護士事務所を3つご紹介します。
退職代行のおすすめの弁護士事務所3選
第1位 汐留パートナーズ

汐留パートナーズは退職代行の実績が豊富な弁護士事務所です。
メディアにもたくさん取材されています。
- 利用料金:55,000円+回収額の20%(未払いの給与・残業代・退職金)
- 対応時間:24時間
- 相談方法:LINE・メールフォーム
即日対応
汐留パートナーズは即日対応を行なっています
なので、退職したくなったらすぐに弁護士のもとで退職をすることが可能になります。
「え?それって当たり前じゃないの?」と思われるかもしれませんが、
ほとんどの弁護士事務所は受付時間が平日の10時〜18時になっていたり、弁護士のスケジュールが空いている時に対応するといった感じなので、すぐに退職できないんです。
弁護士事務所の退職代行サービスにも関わらず、即日対応を行なっている事務所は非常に珍しいです。
汐留パートナーズがいかに退職代行サービスに力を入れているかがわかります。
成功報酬
汐留パートナーズの場合は、未払いの残業代の請求などを弁護士のもとで行うことができます。
また、その際の料金は回収額の20%です。
なので、回収できなかった場合は料金を払う必要がありません。
格安の弁護士事務所に比べるとやや割高ですが、即日対応してくれる弁護士事務所は少ないです。
充実したサポートや最大手の実績を考えると、どうせ弁護士事務所に頼むならここが一番オススメです。
第2位 フォーゲル綜合法律事務所

フォーゲル綜合法律事務所は大阪にある弁護士事務所です。
全国から相談を受け付けています。
- 利用料金:30,000円
- 対応時間:24時間対応
- 相談方法:LINE・メールフォーム
なので、経験などが豊富で信頼することのできる法律事務所です
明朗会計
フォーゲル綜合法律事務所の場合は料金が30,000円となっています。
ほかの法律事務所はこの他に成功報酬を設けているところがありますが、フォーゲル綜合法律事務所にはありません。
なので、料金を気にすることなく最後まで行うことが可能です。
即日対応
フォーゲル綜合法律事務所も即日対応を掲げています。
相談後最短で3時間後に対応することが明記されています。
なので、退職を決意してからすぐに退職をすることが可能です。
汐留パートナーズに比べると知名度や実績は劣りますが、コスパで選ぶならフォーゲル綜合法律事務所です。
第3位 ITJ法律事務所

ITJ法律事務所は、退職代行サービスが国内で最も低価格の弁護士事務所です。
- 料金:19,900円+回収額の20%(未払いの給与・残業代・退職金)
- 対応時間:19,900円+成果報酬
- 相談方法:LINE・メールフォーム
段階別の料金
退職代行サービスには珍しい段階別の料金体系を取っています。
Aコース:退職代行プラン(19,900円)
退職申入れの内容証明の作成と発送のみで、それ以外は自分で会社と連絡を取らないといけない
Bコース:退職代理プラン(29,900円)
退職日の確定、有給休暇使用、返却物の依頼等も行う
Cコース:損害賠償請求プラン(39,900円)
退職したことについての損害賠償請求の対応も行う
上記に加えて、回収額の20%(未払いの給与・残業代・退職金)が成果報酬として発生します。
そのため、けっきょく退職代行会社や他の弁護士事務所と同じサービスを受けようと思うと、費用が大きくなるというデメリットがあります。
弁護士事務所に退職届けを内容証明つきで発送してもらい、それ以外の連絡や手続きは自分でやるという人にはおすすめです。
実は労働組合を運営している退職代行業者もある

退職日の交渉や、給与・残業代・退職金の請求を行う場合は、費用はかかるものの弁護士事務所の退職代行がオススメと言いましたが、
実はもっとおすすめのサービスがあります。
それが「退職代行SARABA」です。
退職代行SARABAの最大の特徴は労働組合であるという点にあります。退職代行SARABAを運営する株式会社ワンは、2019年8月に労働組合組織「退職代行SARABAユニオン」を設立しました。
労働組合であれば、退職日の交渉や、給与・残業代・退職金の請求を行っても非弁行為にあたりません。
退職に伴うすべての手続きや交渉を、弁護士事務所と同様に一括して依頼することができます。
しかも、SARABAは、
- 24時間受付・即日対応
- 全額返金保証付き
- 費用はコミコミで28,000円
と圧倒的にコスパがいいんです。
そのため、訴訟を起こして退職による損害賠償を請求する人以外は、絶対にSARABAがおすすめです。

まとめ
弁護士事務所の退職代行サービスは、退職日の交渉や、給与・残業代・退職金の請求だけでなく、揉め事になっても対応してくれます。
ただ、費用が高額なのはどうしてもネックです。
退職することで収入も減るでしょうし、支出は少しでも抑えたい方は多いと思います。
そういう方は、退職代行SARABAがおすすめです。
28,000円で上記の事項に全て対応してもらえる上に、希望者には転職支援のサービスもあります。
早く辞めることで、人生におけるその時間を転職活動や次の仕事に使いましょう。
辞表を出す事に悩むぐらいなら、いますぐ退職しなければ損ですよ。
ぜひ、SARABAに相談してみてください。